備忘録 イチローズモルト 長文です
最初の出会いはまだベンチャーウイスキーイチローズモルトが発足してない東亜酒造羽生蒸留所のゴールデンホースの原酒にあたるスピリッツからで1999~2000詰め59%の物でした 当然まだ現社長の肥土一郎さんが指揮してた訳では無いのでラベルのmalt masterにはkyougo sekineさんとあります 強烈なスピリッツでしたが2年でこの風味は凄いと思った物でした。 そして東亜酒造がウィスキー部門を打ち切り原酒を破棄すると言うので現社長の肥土一郎さんが一念発起してベンチャーウイスキーを立ち上げ破棄する原酒を福島県の笹野川酒造さんで預かってもらいようやくイチローズモルトのブランドで出せたのが1988~2005のものでしょうか? 正直このボトルの印象はコスパが合わず(当時はそれでも安いのですが)好きになれませんでした これは売れないだろうとしばらくこの後に出て来るカードシリーズなどには手を出さないでいました。 そうこうしている内に何年か前から開催されている「秩父ウイスキー祭り」などとの情報も併せイチローズモルトが大変な人気になっていると言うので最初 エントリーのブレンデッドウイスキー・ホワイトラベルを買うも自分の口には合わず同値段のスコッチモルトを買った方が良いと判断してました。(お客様からはソーダ割りは旨いと伺ってます) しかしながらリーフシリーズの初期ロット・現ロットにみる秩父蒸留所でしか出せない味にハマりこれは是非カスクストレングス(原酒)を手に入れたいと思う様になり何年かまえにやっとの思いで手に入れたのが沼津にある芹澤酒店さんのオリジナルでした。通販はしないと言うのでそれだけを求めて車を走らせ買いに行きました。 イチローズモルトとしては長期熟成の7年のこのモルトは秩父祭りで試飲した若いカスクとはまた奥行きが違い ますます他のカスクストレングスが欲しく今に至りますが、現在でも比較的供給のあるホワイトラベルに比べるとリーフシリーズはてはカスクストレングスを原価で入手するのは難を極めています 次回マルスウイスキーでも書こうかと思いますがスコットランドや国産大手では作れない日本人ならではの感性が詰まったウイスキーはこれからもファンを増やして行く事でしょう
尚 ホワイトラベルに使われているウイスキーはブレンドで力を発揮する秩父原酒を選びキーモルトとして、全部で9蒸溜所のモルト原酒と2蒸溜所のグレーンウイスキーをブレンドとあるのですが他のウイスキーの出所が謎なんです